
また転職・・・
どうしたら強みに変えれる?
薬剤師として転職を複数回経験していると、面接での印象や書類選考で不安になることはありませんか?
実際に、転職回数の多さが理由で書類選考で落ちる…そんな経験を持つ薬剤師さんも少なくありません。
でも実は、転職回数が多いこと=必ずしもマイナスではないんです。
職場を変えるたびに得たスキルや経験を「一貫性」として伝えられれば、むしろ強みになることも。
この記事では、薬剤師が転職を繰り返した場合に面接や履歴書でどのように自己PRすればよいか、具体例を交えて解説します。
薬剤師が転職を繰り返すと本当に不利?
まず結論から言うと、「回数だけで不利と判断されることは少ない」です。
むしろ企業側が重視しているのは、
- なぜ転職したのか
- それぞれの職場で何を学んだのか
- 今回の転職でどんな貢献ができるか
というストーリー性と納得感です。
とはいえ、履歴書に「3年で3回転職」と並ぶと、
「飽きっぽいのかな?」「人間関係の問題があったのでは?」
と疑問を持たれるのも事実。
だからこそ、転職理由と実績、現在の志望動機を一貫性ある形で伝えることが大切なのです。
転職回数が多くても評価される人の特徴とは?
転職が多くても「ぜひうちで働いてほしい」と評価される薬剤師には、共通する特徴があります。
一貫したキャリアの軸がある
たとえば、病院 → 調剤薬局 → ドラッグストアと職場は変わっていても、
「患者さんとの対話を大切にしたい」「地域密着の医療に関わりたい」など、価値観が一貫している。
前職での成果や学びを具体的に語れる
「在宅対応の立ち上げに関わった」
「医師との連携を深める取り組みをした」など、職場ごとにどんな経験を積んだのかが具体的で説得力がある。

経験値があると有利ですよね
自分の弱点も振り返って語れる
「短期間で辞めた理由」も正直に、前向きに語れる人は信頼されます。

マイナスな理由ではなく必ずポジティブな退職理由に変換しましょう!
多職場経験を「強み」に変える自己PR術
ポイントは「横の広がり」+「深さ」
職場ごとに環境や役割が違えば、そのぶん柔軟性・適応力・広い視野が身につきます。
例)
「病院薬剤師として多職種連携を学び、その後調剤薬局で患者さんとの対話力を磨きました。現在は、ドラッグストアでセルフメディケーションの視点から薬剤師としての幅を広げています。」
このように、「ただ転々としている」のではなく、
“自分なりの成長ストーリー”として伝えることで、印象は大きく変わります。
自己PR例(面接や履歴書用):
私はこれまで3つの職場を経験しましたが、共通して「患者さん一人ひとりに寄り添う医療の実践」を意識してきました。病院では医療チームの一員としての連携力を、調剤薬局では服薬指導のスキルを、ドラッグストアではOTCの知識と接客スキルを磨いてきました。この経験を活かし、貴社では在宅やセルフメディケーション支援など、地域に根ざした薬剤師として貢献したいと考えています。
面接で聞かれる「なぜ転職を繰り返したのか?」の答え方
これはほぼ確実に聞かれる質問です。
ポイントは以下の3つ:
- 否定的になりすぎない(例:「人間関係が悪くて…」などはNG)
- それぞれの転職理由に納得感がある
- 転職を通じて何を学び、今にどう活きているかを伝える
回答例:
一つ目の職場では病院薬剤師として調剤業務や病棟業務に携わっていましたが、患者さんとの距離が遠く感じ、より直接的なコミュニケーションが取れる調剤薬局へ転職しました。次に勤務した薬局では在宅医療にも関わりましたが、さらに幅広い知識を身につけたくなり、OTCも扱うドラッグストアへ。これまでの経験を総合的に活かせる場を探し、今回御社を志望しています。
転職歴が多い人におすすめの履歴書・職務経歴書の書き方
職務経歴書は「職場ごとの実績+共通のスキル」にまとめる
【良い書き方】
- 各職場の在籍期間
- 担当業務(処方箋枚数、人数体制、患者層など)
- 実績や工夫したこと(例:在庫管理の効率化、研修担当、服薬指導の改善)
【ポイント】
- 「経験を通じて得た共通スキル」も最後にまとめる(例:対人スキル、在宅経験など)
- 書類で「成長してきた印象」を与えることが大事です。
よくあるNG例とその改善方法
NG例
「給与が低かったため」「人間関係が合わなかったため」と書くだけ。
→ 面接官から「また辞めるかも」と思われやすい。
改善方法
「より〇〇な働き方がしたかった」「〇〇に挑戦したかった」など、前向きな動機に変換。
例:
「患者さんともっと近い距離で関われる職場を求めて転職しました」
まとめ|転職回数より「一貫性」と「成長ストーリー」が大切
薬剤師として転職を繰り返した経験があっても、
それをどのように伝えるかで印象は180度変わります。
✅一貫したキャリア軸
✅ 職場ごとの経験を活かす自己PR
✅ 面接・履歴書での前向きな言い換え
これらを意識することで、「転職回数の多さ」が強みとして評価されるようになります。
転職に不安を感じている方こそ、ぜひこの機会に自己PRを見直してみてください。
転職会社を活用すると履歴書の書き方や面接までしっかりサポートしてくれるのでオススメです!
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