
子供が小さいうちはフルタイムは無理だから時短勤務で働きたい。
でも給料が減るのでは?
キャリアにマイナスになる?
このような不安や疑問を抱えている方は多いのではないでしょうか。
出産・育児を経て復職を考えるママ薬剤師にとって、時短勤務制度はとても心強い存在です。
本記事では、ママ薬剤師の時短勤務のメリット・デメリット、給料やキャリアへの影響について徹底解説します。
時短勤務制度とは?
時短勤務とは、子育てや介護などの事情を持つ従業員が、所定労働時間を短縮して働ける制度のこと。
薬剤師の場合も多くの調剤薬局・病院・ドラッグストアで導入されています。
例:
- 1日8時間勤務 → 1日6時間勤務へ短縮
- 残業免除
- 保育園の送迎に合わせたシフト調整
特に育児中の薬剤師にとって、時短勤務は**「家庭と仕事を両立するための切り札」**となっています。

ママ薬剤師が時短勤務を選ぶメリット
1. 家庭と育児の両立がしやすい
保育園の送迎や子どもの習い事、病気での呼び出し対応など、時間に余裕があると精神的な安心感が得られるのは大きなメリットです。
2. キャリアを完全に止めずに働ける
退職してブランクを作ると、再就職の際にハードルが上がるケースもあります。
時短勤務なら **「仕事を続けながら家庭も守れる」**ため、キャリアを途切れさせずに済みます。
3. 社会保険・福利厚生はそのまま
時短勤務であっても、正社員扱いであれば社会保険・厚生年金・産休育休などの制度は利用可能。
「パート勤務との違い」はここにあります。

私も正社員扱いなので、安定しています!
4. 職場との関係を維持できる
退職せずに働き続けることで、同僚・患者さんとの信頼関係をつなぎ、復帰後のフルタイム移行もスムーズになります。
ママ薬剤師の時短勤務のデメリット
1. 給料が大幅に減る
最大のデメリットは 収入の減少 です。
例:月給30万円、1日8時間 → 6時間勤務に短縮
→ 基本給が約75%に減少(22.5万円前後)
さらにボーナスも勤務時間に比例して減る場合があります。

私は転職を機に時短勤務になったので
給料は変わらずファルマスタッフさんが交渉してくれ、給料が減ることはなかったです。
2. 昇給・昇進に影響する可能性
管理薬剤師やマネージャー職など、責任のある役職に就きにくい傾向があります。
「時短勤務=戦力が限定的」と判断されてしまうことがあるためです。

今は子育て優先なので、私はむしろ避けたいと思ってます。
3. 同僚に負担をかけやすい
「時短だから残業ができない」「シフトを優先してもらう」など、他のスタッフにしわ寄せがいくことも。
人間関係のストレスにつながる場合があります。
4. 職場によっては肩身が狭い
制度上は認められていても、実際には「周囲の理解不足」で働きにくさを感じるケースも少なくありません。

同じように働くママ薬剤師がいる職場が良いと思います。
私の職場にも同じママ薬剤師さんが数人いるので、お互い様の精神で助け合ってます。
時短勤務薬剤師の給料シミュレーション
例:調剤薬局勤務(正社員)
- フルタイム:月給30万円、賞与2回(合計60万円) → 年収420万円
- 時短勤務(6時間/日):月給22.5万円、賞与も75%に → 年収315万円
年収で 約100万円以上の差 が出ることも。
時短勤務を選ぶ際には「家計の収支」をしっかり確認しておく必要があります。
時短勤務がキャリアに与える影響
- 短期的なキャリア停滞は避けられない
→管理薬剤師や役職につきにくい - 復帰後に巻き返すことは可能
→子育てが落ち着いてフルタイム復帰すれば昇進のチャンスもある - 再転職では評価されることもある
→「ブランクなしで経験を継続している」点はプラス評価になる
つまり、時短勤務は 「キャリアを守るための妥協案」 と言えるでしょう。
時短勤務が向いているママ薬剤師とは?
- 子どもがまだ小さく、どうしても保育園や家庭を優先したい
- 完全に仕事を辞めるのは不安だけど、フルタイムは無理
- 夫の収入など、家庭の経済的基盤が安定している
- 将来のキャリアより「今の育児」を優先したい
こうした方には時短勤務は大きなメリットになります。
時短勤務が向かないママ薬剤師とは?
- 世帯収入をできるだけ増やしたい
- キャリアアップ(管理薬剤師・マネジメント)を強く希望している
- 時短勤務制度が形だけで、周囲の理解が得られない職場にいる
こうした場合は、フルタイム勤務+柔軟なシフト対応が可能な職場を探した方が良いかもしれません。
ママ薬剤師が「損をしない」働き方のコツ
- 転職時に制度と実態を確認する
求人票に「時短勤務OK」とあっても、実際に利用している人がいるか確認する。 - 家庭と収入のバランスを見極める
扶養を外れて働くか、世帯年収をどうするか、家計全体で考える。 - 時短勤務は「一時的な選択」と考える
ずっと続けるのではなく、子どもが小さい間の過渡期と割り切る。 - エージェントに相談する
「子育て中の薬剤師が働きやすい職場」を紹介してもらうのも有効。
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まとめ|時短勤務は「得」かどうかは人それぞれ
ママ薬剤師の時短勤務には、
- 家庭と仕事を両立できる
- キャリアを止めずに働ける
- 福利厚生を維持できる
という大きなメリットがある一方で、 - 給料が減る
- キャリアが一時的に停滞する
- 周囲の理解が必要
といったデメリットもあります。
結論として、時短勤務は「お金やキャリアの得」ではなく、家庭との両立というライフステージ上の得 と言えます。
制度をうまく活用しつつ、将来のキャリア復帰も視野に入れて、あなたに合った働き方を選んでください。
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